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手書き風の線

about

青い花

こんにちは!ようこそ、’めりやす’へ。
ファイバーアーティストのRieです。
’めりやす’では編みものを起点にいろいろなことに挑戦していきたいと思っています。

めりやす、漢字で書くと莫大小。これは大きくも小さくもない、という意味のことば。
どうしてめりやすなのか。
それはめりやすあみがいちばんすき、だから。
めりやすあみをあむとき、わたしは機械になる。そして、めりやすあみをあむ、という脳が下した指令を手がひたすらに遂行する。果たしてわたしの予想を裏切ることなくめりやすあみの編地はあみあがる。こんな素敵なものは他にない。

わたしのことを少し。幼いころから熱しやすく冷めやすかった。すぐに何かに熱中しては飽きていた。漫画、音楽、映画、などなど。編み物ももしかしたらそのうちのひとつなのかもしれない。いつか冷める予定の、その通過点にいるだけなのかもしれない。だけどその熱されて冷めていく様子を記録したいと思ったのはこれが初めてなのだ。つまらないことこそ必要なのが人生だと思っている。

あみものについて少し。編み物をしていると「たったひとり」になる。情報を遮断し、携帯の電源も切る。日々だれかが生き死んでいるはずの世の中の出来事をなんにも知らないときがある。
なのに、はっと気が付くと目の前に出来上がっている一枚のセーターを見ると、糸が一本に繋がっているように、わたしの思いもどこかのだれかに繋がっているのを感じる。

夢中になって編んでいると神経が研ぎ澄まされてくる。周囲の色々なものの声が聞こえてくる。鳥の声や虫の声。近くで鳴っているヘッドフォンの音楽は耳に入っていないのに、随分と遠くで鳴くからすの声が聞こえてくる。夏から秋への移り変わりを秋の虫が鳴き始めたことで気付く。時には澄んだ空気の波打つ音さえも聞こえることがある。
カーテンの裏側に溢れんばかりに満ちた光も、わたしの耳に訴え、朝の訪れを知らせてくれる。
こんな都会の真ん中で、編みものに促され自然の声を聞く。朝日が昇る前に起き、編み、闇が落ちたら眠る。

明日も編みものをしていたいあなたへ―ともに編みましょう。

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